ぱらまるさんのものぐるダイアリー

元無職のぱらまるさんがいろいろなことをしゃべります。

きたない部屋とさよならしたい

部屋がきたない

この世に生を受けて以来、ぱらまるさんは同じことに悩み続けている。

 

それは、「部屋がきたない!」ということである。

 

ものごころついた時から、ぱらまるさんは片付けが苦手であった。

「うーん、まだ使えるかも!」とインクのなくなったペンをとっておき、

友だちからのプレゼントは何一つ捨てられず、

「母にもらったものだから」と、はるか昔に買ってもらったコートもまだ押し入れの中にある。

 

あらゆるものをとっておけるほどぱらまるさんの家は広くない。

ものがあるだけならまだいいのだが、問題は何がどこにあるか分からないということである。

 

かつての職場のデスクも、家ほどではないがきたなかった。

となりの席の若い有能なさわやかマンは、書類をばっちりファイリングして、毎日退勤の際デスクをきれいに拭いていた。

それに比べると、ジェンガばりに本がそびえたつ私のデスクはひどいものであった。

 書類が見つからずえんえんと探し続けることも日常茶飯事であった。

 

つまり何が言いたいのかというと、きたない部屋はただきたないことが問題なのではなく、その人の生活にあらゆる面で悪影響を及ぼすのである。

仕事の効率も落ち、書類がなだれ落ちればとなりのさわやかマンにも迷惑をかける。

 

じゃあ今まで片づける機会がなかったのかというと、そんなことはない。 

 

ぱらまるさんは今まで7回ほど引っ越しをしたことがいる。海外で生活していた時も2回引っ越した。

引っ越しというのは片づけるチャンスである。すっきりと新生活を始めるにはもってこいの機会だ。

 しかし、今まで「引っ越し&フレッシュな新生活」に成功したことは無い。

 

いつも、あふれるモノたちを「これどうしよう、まあいっか」と適当につめこみ、新居ではその段ボールが積みあがったままだからだ。

 

使わないけど捨てられないものはクローゼットの中に詰め込むけれど、扉を開けるとモノが落ちてくるから、扉を開いた瞬間パッと置いてギュッと閉めるのである。

幼稚園の時の名札、小学校の時に着ていたTシャツ……。

 

しかし、私はそろそろ変わりたいのである。

ミニマリストになり、すっきりした部屋に住みたいのだ。

片付けブログを隅々まで検索し、片付けセミナーに参加し、片付けカウンセリングを受け、ということはもちろんしていないが、色々調べてやはり結論は一つだと分かった。

 

断・捨・離である。

 

断捨離

うまい収納法を探したりもしたが、収納方法をいくら工夫しても、家は片付かない。

 

そう、ものを捨てるしかないのである。

 

アメリカ中をときめかせているこんまりさんの片付け術は、「ときめかないものは捨てる」というものであるが、ときめきセンサーが鈍っている私にはあまりうまくいかなかった。

 

なので、とりあえず使っていないものはできるだけドライに捨てるように最近は心掛けている。

 捨てまくっていると、ユニクロの似たようなルームウェアが8着くらい出てきて「なんでこんなに買ったんや…」と過去の自分にうんざりし、2つ3つある鉛筆削りも「もしかしたらいつか使うかも」などと思ったりもするのだが、捨ててしまえば不思議なことに「取っておけばよかった」と思うことは無いのである。

 

ミニマリストへの道は続く

 

不思議なもので、モノにあふれていた汚部屋時代は何を持っているか分からないので似たようなモノを買ってしまうが、捨てる生活をしているとモノを買わなくなる。

(無職だからあまり買い物しないというのもあるが。)

 

メルカリも始めた。

金を稼ごうと思って高い値をつけると全然売れないが、捨てるつもりで出品すると、意外と売れていくのである。

 不思議なことに、穴の開いたセーターやもう読まない文庫本が、それはもうすぐに売れるのである。世の中には不思議な需要があるものだ。

 

もちろんまだまだ部屋が片付いているとは言い難い状態だが、昔の私よりはかなりましな状態だと感じる。

 

母にもらったコートは処分することにした。

悲しいが、さすがに15年前のコートはもう着ないだろう。